日常生活で見え方が困っていないかの確認のために、
家でのテレビの見かたをたずねることがよくあります。
ご本人の感じていることに加えて、
家族から「目を細めます」「前に行きます」などの事実を聞いて、本人の困り具合を推察します。
コロナ禍以降、「テレビを見ません」とおっしゃるご家庭が増えました。
初めて聞いたときは、「テレビ視聴という目に負担がかかる行動が減って良かった。」
と思ったのですが・・・
ご家族から続けて出てきた言葉が「スマホやタブレットばかり見ています」 (@_@;)
スマホやタブレットは、テレビより近距離で見る電子機器、動画もあるので、
テレビより目に負担がかかっています!!
携帯ゲーム機が出て以降、近視の増加や低年齢化を感じていましたが、
スマホやタブレットの出現で、ますます拍車がかかっています。
近視を防ぐために、
◎近くを見る作業を減らしてください。
近くを見る作業が増えることで、近視になる確率が高くなります。
近くを見る作業は、対象物(本やノート、タブレットなど)を30cm以上離して見てください。
30分に1回、20秒以上、遠くを見て、目を休めましょう。
◎1日2時間は日光にあたる屋外活動をしてください。建物の影や木陰でも構いません。
世界共通で認識・信頼されている近視の原因には、「外遊び」の減少があります。
直射日光のもとで過ごす必要はありません。熱中症や紫外線などの悪い影響にも配慮してください。
(出典) 気を付けよう!子どもの近視
(公益社団法人 日本眼科医会>目についての健康情報)
https://www.gankaikai.or.jp/health/57/index.html
(参考) スマホの時間 わたしは何を失うか
(公益社団法人 日本医師会、公益社団法人 日本小児科医会)
https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/sumahonojikan_161215_poster.pdf
2022年10月のブログにも、関連することを書きました。
目の健康を守るために:文部科学省GIGAスクール構想