昨日、1月4日が仕事始めでした。
本年も、皆さんのお役に立てるよう、スタッフと一緒に頑張ります。
ウイルス性結膜炎の方が、”非常に”多いです。
アデノウイルス、流行性角結膜炎(はやり目)、咽頭結膜熱(プール熱)、などの言葉を聞いたことがあると思います。
これらはウイルス性結膜炎に関わる言葉です。
ウイルス性結膜炎は、以下の2点ですごく厄介です。
1.ウイルスに有効な目薬、塗り薬、飲み薬などありません。
自分の抵抗力を落とさないように、体力を落とさないようにするしかありません。
補助的に他の細菌感染を起こさないために抗菌点眼液や、
炎症(充血、目やに、異物感、腫れ、涙など)をおさえるためにステロイド点眼液などを
使用します。
これらの点眼液を使用しても、ウイルスに効果があるわけではないので、
症状は1週間から長いと1か月近く続くこともあります。
2.非常に感染力が強いです。
涙や目やにを介しての、接触感染です。
手洗いをしっかりして、触らない、くっつかない、触ったところは80%アルコールで
ふき取る、タオルを別にする、プールや温泉だけでなく人込みも避ける、など、
注意がたくさん必要です。
ご家族に順番に感染を起こすことは、よくあります。
もちろん職場でも近くの人にうつることもあります。
学校や幼稚園、保育所は登校停止です。
症状が無くなって、医師が感染の可能性が無くなったと判断するまで、自宅療養です。
他にも、合併症や後遺症が出ることもあります。
新型コロナウイルス対策が徹底されていた、2020年~2022年は
ウイルス性結膜炎も含めて感染症(細菌性結膜炎、麦粒腫など)はほとんどありませんでした。
新型コロナウイルス対策に気を配っていたころを思い出してください。
基本は手洗い、触らない、くっつかない。上気道炎対策はうがいもですね。
気になる症状があれば、受診してください。